「KIDSLINE(キッズライン)でベビーシッターとして働いてみたい」という方はたくさんいると思います。
時給を自分で決められたり、好きな時間に働けたりと、元保育士としては「本当なの?!」と疑うような好条件。
しかし保育職経験者は大忙しだった人も多く、キッズラインのあまりの好条件に一歩踏み出す勇気が無い人もいるのではないでしょうか?
実際に私自身も「こんなに好条件なんて裏がありそう…」と疑っていました。
保育に関するお仕事って、残業が多い・クレーム対応が大変・給料が安いというイメージがありますよね(;;)
という事で今回は、キッズラインで実際にベビーシッターをしてみた感想をご紹介します。
結論から言うと良いお仕事だと感じているので、このブログでベビーシッター登録を迷っている方の背中を押す事が出来れば嬉しいです。
KIDSLINE(キッズライン)って何?
画像引用:https://kidsline.me/sitters/welcome
キッズラインとは、保護者とベビーシッターのマッチングの場です。
通常のベビーシッターサービスの約3分の1の値段で、1時間1,000円~即日手配も可能なオンラインベビーシッターサービスです。子どもの対象年齢は0歳から15歳まで。キッズラインより引用
私がキッズラインを知ったきっかけは、Voicyでした。
キッズラインの創業者である経沢香保子さんのVoicyを聞いており、彼女が始めた事業に興味を持ちました。
他にもベビーシッターサービスを提供している会社はありますが、「キッズラインで働いてみたい」と思った理由はいくつかあります。
- 好きな時給を自分で設定できる
- 週1〜好きな時間に働ける
- 時間に縛られない
- フリーランスのベビーシッターとして働ける可能性もある
普通の保育士や幼稚園教諭ではありえないような魅力的な条件ですよね。
しかしあまりにも魅力的すぎる為、疑り深い私は登録できずにいました。
キッズライン登録の流れ
画像引用:https://kidsline.me/sitters/welcome
- 登録説明会に申し込む
- オンラインで登録説明に参加する
- ベビーシッターレッスンを受ける
- 実際にベビーシッターとして働き始める
手順1:登録説明会に申し込む
キッズライン公式サイトから、無料登録説明会に申し込みます。
説明会会場は「六本木会場」と「オンライン会場」の2つがありますが、東京在住の方以外はオンライン会場を選択してください。
手順2:登録説明会に参加する
- オンライン会議に参加(最初の挨拶)
- PDFの資料を読む
- 電話で質問される(5分程)
- オンライン会議に戻る(最後の挨拶)
希望した日に、Zoomというテレビ会議システムを使って説明会に参加しました。(PC・スマホどちらも可)
1対1の個人面接ではなく、キッズラインの説明をする方1人に対して説明を聞く側は10人程いました。
システムに”会議”という名前だったで緊張していましたが、私たち説明を受ける側が発言する事はありませんでしたよ。
最初の説明が終わると「〇時にオンライン会議に戻ってきて下さい」と言われて、メールでPDFの資料が送られてきます。
また、もらった資料を読んでいる間に電話が来て「今までに何歳児の保育経験があるか」などの質問をされました。
指定された時間になったらオンライン会議に戻り、説明会は終了です。
手順3:ベビーシッターレッスン
実際に、ご家庭に行ってベビーシッターをします。(レッスン時は無給)
レッスンで行くのは一般のご家庭ではなく、ベビーシッターレッスン担当の家庭?のようで、私が行った所はとても優しい方でしたよ。
実際に子どもと遊んでいる間に、レッスン担当のお母様が評価をしてくれます。
そして良い評価をいただければ、ベビーシッターとして働くといった流れです。
実際に行くご家庭はレッスンに慣れているので、分からない所は教えてくれたり、質問したら答えてくれたりととても親切でした。
手順4:実際にベビーシッターとして働く
ベビーシッターレッスンで合格をもらえたら、晴れて実際に働き始める事が出来ます。
実際にキッズラインで働いて感じたメリット

私がベビーシッター登録前に感じていた不安は次のようなものがありました。
- 実際に登録したら、仕事を詰められるのではないか?
- 本業が大変になるくらい忙しくなるのではないか?
- 本当に自分の好きなようにシフトを組めるのか?
結論から言うと、これらの不安点は全て問題ありませんでした。
メリット1:本当に自由にシフトが組める
週1から働けると言いながらも、シフトを詰めまくる会社はたくさんありますよね。
しかしキッズラインでは全て自分でスケジュールを管理するので、会社側から強制的に働かされる事はありません。
そもそも会社にシフトを提出するわけではなく、アプリやHP上で自分でシフトを入力して公開するシステムでした。
なので、自分の好きなようにシフトを組めます。
メリット2:子どもと関われるのは嬉しい
私は元々保育士として働いていましたが、現在は会社で働いています。
「子どもと関わりたい」と思いながらも、「また保育士をするのは無理かも…」と感じている人もいるのではないでしょうか?
しかし、ベビーシッターなら子どもと関わる事が出来ます。
毎日の会社勤めの中で、子どもと関わる時間があるのはやはり嬉しいですね^^
子どもの笑顔を見るとすごく元気をもらえるので、日常にハリが出たように感じます。
メリット3:自分の得意なスキルを活かせる
実はキッズラインでは、ベビーシッター以外にも「自分の得意」を教える事が出来ます。
得意な事がある人は活躍出来る環境が整っている事もいいなと思います。
メリット4:よくある質問が充実している
ベビーシッターは基本的には1人で行うお仕事なので、緊急時や困った時の対処が不安ですよね。
キッズラインでは「よくある質問」がとても充実しているので、殆どの疑問はここで解決できました。
それでも分からない場合は、問い合わせをする事もできます。
メリット5:ベビーシッターの立場にも立ってくれる
キッズラインにとってお客様は保護者なので、何かあった時は保護者の味方をされるのかなと思っていました。
以前ちょっとしたトラブルがあったのですが、その時に保護者側・ベビーシッター側の両方の立場に立って話を聞いてくれました。
やはり、クレームやトラブルの対応は気分が落ち込んでしまいますよね。
サポートセンターからの返信に「大変な状況でも対応してくれてありがとう」といった内容が書いてあり、すごく嬉しかったです。
定型文なのかもしれませんし、返信下さる人が優しさで書いてくれたのかもしれませんが、私はその一言がすごく嬉しかったです^^
実際にキッズラインで働いて感じたデメリット

デメリット1:スピーディーな対応は自分で
もちろんサポートセンターに問い合わせる事は出来ますが、対応時間が決まっています。
その為、クレームへの”スピーディな”対応は自分でしなければなりません。
保育園などに所属していると主任や園長にすぐ相談できるので、その点は大変だなと思いました。
デメリット2:事前研修だけでなく自分で確認
ベビーシッター登録の際は、事前に研修がありました。
しかし保育には様々な場面が想定できるので、事前の研修だけでは見逃してしまう事もあると思います。
その為、よくある質問を隅から隅まで読んだり、他のシッターさんのインタビューを見たりと自分で事前確認をする事が大切だと感じました。
デメリット3:地方の登録者が少ない
ベビーシッターのインタビューを見ていると、都心部ではキッズラインだけで生計を立てている方もいるようです。
しかし地方では、保護者もベビーシッターも登録数がまだまだ少ないです。
ベビーシッターだけで生計を立てる事は、地方ではまだ難しいと思いました。
日本にベビーシッターの文化を
今回は、ベビーシッターのマッチングサービス「キッズライン」についてご紹介しました。
一般的な保育士の「忙しい・時給が低い・大変」といったイメージを、全て解消している素敵なサービスだなと思いました。
また実際に働いてみて、子どものいる女性の働きづらさも実感しました。
基本的な保育園は18:00頃までで、延長保育をしても19:00頃までの所が多いと思います。
しかし、実際に会社員として働いてみると9:00〜18:00の勤務形態が多いですよね。
保育士の時は何も感じていませんでしたが、ベビーシッターをして初めて、お迎えに間に合わないということに気付かされました。
日本にもベビーシッターの文化がもっと広がって、保護者の負担が減ったり、保護者同士の関わり合いが増えたりしたらいいなと思います。
ベビーシッターになりたい方も、ベビーシッターをお願いしたい方も気になった方は、ぜひ1歩を踏み出してみてくださいね^^

